昨日訪れた武蔵国分寺史跡巡りの続きです。・°・。僧寺金堂の跡地からしばらく歩くと石段があって、その上に仁王門が構えておりました。門の左右には1718年に作られたとされる木製の仁王像が立っておりました。門をくぐると境内には冬でもなお鬱蒼とした緑に溢れていて、厳かな雰囲気が漂っておりました。・°・。その先には国分寺薬師堂があり平安時代末期の作とされる、国重要文化財の木造薬師如来坐像が安置されております。普段は見ることが出来ませんが、毎年10月10日にご開帳されるそうなので、今年はぜひ拝見に参りたいと思いました。・°・。*
境内の楠の周囲には先の大雪で枝が折れてしまったのか・・?青々とした葉の付いた、たくさんの小枝が落ちておりました。。そのひとつを拾い上げてみると、まだ緑色をした実が付いていて、小さな洋梨のようにも見えました。青黒く熟すと鳥が好んで食べるそうですが、人の食用には適さないようです。・°・。● お隣の国分寺には万葉植物園があって、万葉集に詠まれた約160種類の植物が植えられております。・°・。名前は分かりませんでしたが、石畳の間にホオズキの実くらいの大きさの、乳白色の木の実がたくさん落ちていて、見上げると樹の上にもまだ結構成っておりました。・°・。一見、やわらかい爬虫類か何かの卵のようにも見えました。・°・。植物園を出ると、1羽のキセキレイさんが飛来しました。お寺の屋根の上に留まると、真っ青な空を背景に対比色の黄色がいっそう映えて美しく見えました。・°・。*
境内には湧き水が流れていて、苔むした水路から流れ落ちる清流に手をかざしてみると・・・しびれる程の冷たさを覚悟していたのに、とても温かく感じました(°▽°) よく地下水は夏は冷たく冬温かいと言うので、確かにそうだなと実感いたしました。・°・。その暖かさに引かれてやって来たのかどうか分りませんが、水辺には蝿や蚊の亡き骸が浮いておりました。・°・。*
武蔵国分寺史跡巡りを終えていつもの雑木林の道を散策しました。・°・。林の外れには、切り倒されてまだ間もない大きな樹の切り株の穴に、誰かが詰め込んだのか?あるいは自然に嵌ってしまったのか分りませんが、コナラのドングリがふた粒詰め 込まれておりました。・°・。写真に収めようとカメラを構えると隣りにいた友人が、切り株の隣に落ちていたセミの抜け殻を見つけて拾い上げ、ドングリの前 にそっと置きました。・°・。傾きかけた陽射しを受けて伸びた抜け殻の影を見て、なんとなくシュルレアリスム絵画の構図のやうにも思へました。・°・。帰宅後は友人が差し入れてくれた石川県加賀の純米大吟醸の「獅子の里」をいただきました。辛口でさらりとしていてとても美味いお酒でした。・°・。◎ アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 残雪に 残る足跡 ミステリアス。・°・。*その2* 』〉
*先日更新の出来なかった1/24(日)「その1」の記事もアップさせていただきましたので、あわせてご覧いただければ幸いです…('-'*)
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