ユリ科のムサシノキスゲの自生地が唯一残っていることでも知られる、東京都府中市にある浅間山(せんげんやま)へ登山に参りました。・°・。登山と言っても標高約80mの小低山ですが、その想像以上に豊かな自然環境には大変感動いたしました。・°・。北府中駅から歩いて向かったのですが、道中の並木道ではヒルザキツキミソウの薄桃色の花が満開でした。・°・。40分ほど歩いて浅間山の麓に辿り着きました。今日は汗ばむ陽気でしたが、山の木陰に入ると途端に涼しい空気に包まれました。・°・。蔓植物のハンショウズルが花を咲かせていて、その形はまさに半鐘を思わせました。蕾の形は、口をぎゅっと結んだゆるキャラみたいに見えてしまい、なんだか気に入りました(^^)
ホップのような形をした樹の実がなっておりましが、案内札でアカシデの実だと知りました。秋に熟すと、果苞が羽の役割をした種子が遠くまで運ばれるそうです。・°・。山道のあちらこちらで、ウグイスカズラの透き通るような赤色の実が目に付きました。・°・。イネ科の草の上を歩いていたのはクヌギカメムシさんでした。スマートなボディとまだら柄の触角もおしゃれです。・°・。*
低木の葉の上で獲物を待ち伏せしていたのは、タラバガニみたいな形状をしたガザミグモさんの雄でした。・°・。林床ではキンランの花もよく見かけました。木漏れ日を受けた花は金色に輝いて見えました。・°・。大型のアブの仲間のマガリケムシヒキさんの雄も観ることが出来ましたが、メスの姿の方がよく見掛けました。・°・。その2へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 小低山 されど豊かな 生態系。・°・。その1 』〉
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