昭和記念公園探訪の続きです。・°・。背丈の高い大輪のダリアの花には、キンケハラナガツチバチと思われる腹部の長い大型のハチが群れておりました。和名の通り黄金色の粗い毛が密に生えていて、花粉にまみれながら次々と花を訪れておりました。・°・。少し薄暗い林内には、こちらも背丈が2メートルを超えるようなシオンの花が満開でした。薄紫色のきれいな花は平安時代から観賞用に栽培されていたそうですが、環境省のレッドリストに載せられるほど稀少な植物になっているようです。・°・。苔に覆われた木陰の地面を歩くと、クルマバッタモドキさんの褐色系が飛び跳ねました。・°・。ボートで賑わう大きな池の辺りではマユタテアカネと思われる、アキアカネよりも腹部が真紅に近い鮮やかなアカトンボもテリトリーをパトロールしておりました。・°・。:||---
また園内にはトンボの湿地エリアもあって、メダカの群れ泳ぐ水辺にはナガコガネグモさんが立派なクモの巣を張っておりました。独特なジグザグ模様が逆行を受けて輝いて見えました。・°・。光を透かしたクモの身体も大変に美しかったです。・°・。>>(((()〇<< 公園自体は1983年に開園したとのことですが、32年の月日を経てすっかり自然が定着したような雰囲気を感じました。湿地のそばの樹の葉の裏には中サイズのミスジマイマイさんが、秋晴れにしては強い陽射しを避けてじっと貼り付いておりました。・°・。都心では見かけなくなった生き物もここでは元気にがんばっているのかなぁ・・と思いました。・°・。水辺に掛かる木道の手すりに、アキアカネのヤング個体と思われるトンボがいて、あまり人を恐れないようで友人の指先にちょんと留まりました。・°・。*
日没間近まで園内を散策しましたが、あっという間に時間が流れてススキの穂を透かして美しい夕焼けを眺めながら帰途に着きました。・°・。帰宅後に万歩計を確認すると、間もなく3万歩に届く値を示しておりました。・°・。歩き疲れてお腹もぺこぺこでしたが、今夜は友人が親子丼とタコのマリネをこさえてくれて、おいしくいただきながら本日の虫巡りの成果を語り合いました。・°・。* アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 秋晴れの コスモス畑で 虫詣で。・°・。その2』〉
*先日更新の出来なかった10/3(土)の分の記事もアップさせていただきましたので、あわせてご覧いただければ幸いです…('-'*)!