先日訪れた都立野川公園訪問記のつづき・その4です・・・先日「その2」で掲載いたしました、川原に生えていた青い実の成っているホオノキに葉が似ている植物ですが、トチノキだと判明いたしました。手がかりは公園の中に生えていた同じ葉をした樹の花でした。自然観察センターでいただいた、武蔵野の公園で見られる初夏~夏の樹の花のリーフレットガイドにも載っておりました(^-^ゞ ユリノキの大木にも花が咲いておりました。Tシャツに似た形の葉も面白いですが、花の形は百合というよりも、よく言われるようにチューリップに似ておりました。・°・。明るい陽射しを受けて白く輝いて見える花をたくさん咲かせていたのは、シャリンバイの樹でした。根本は一本ではなく、いくつもの樹が生えている大きな群落になっていて、小山のように白い花を満開にしておりました。・°・。梅に似た花には蜜や花粉も豊富なようで、たくさんの虫達が訪れていて、大変賑わっておりました。・°・。ミツバチやハナアブの他、ナミテントウもおりましたがアブラムシを探していたのでしょうか・・?
甲虫の仲間ではヒラタアオコガネさんやコアオハナムグリ、アシナガコガネさんらも多く見かけました。コアオハナムグリさんは顔中花粉まみれで、もう夢中といった様子でした(^^)
広い草地ではクロオオアリと思われる大きなアリ達が、巣穴から次々と這い出て来ており、まさにこれから結婚飛行へと飛び立つところに遭遇いたしました(°▽°)! 羽の生えたとりわけ大きな個体はおそらく新女王だと思われますが、数匹は確認できました。身体に比べて頭部の小さめの個体は雄アリのようです。どのアリもこれから始まる一大イベントに備えて大忙しのご様子でした。・°・。ヽ(´▽`)/
こんな滅多にないラッキーな場面に列席?できた幸せを感じながら、夢中で写真を撮り続けていると・・自分の膝下にも女王様がいらっしゃっておりました(^_^;) ニワゼキショウの紅白の花がたくさん観られましたが、丈の高くて少し青白い花もありました。後で調べてオオニワゼキショウという別の種類だと知りました。和名に「オオ」と付いておりますが、丈が高い代わりに花はニワゼキショウよりも小振りとのことで、確かにそんな感じでした。・°・。アリたちのブライダル場を後にして歩いていると、またズボンに何かが留まっておりました・・観るとそれは小さなコガネムシさんでしたが、身体に比して触角がとても目立っておりました。体中少し粗い毛が密に生えていて、アシナガコガネさんのような長い後脚を伸ばしておりました。・°・。後で調べてヒゲブトハナムグリという種類だと判りました。成虫は春の短い期間だけにしか観られない種類で、東京都では絶滅危惧の高い昆虫のひとつとのことでした。。そんな希少な虫に出会えたことをまた大変うれしく感じました。・°・。(*'-'*) その5へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 せせらぎと 緑あふれる 初・野川。・°・。その4 』〉
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