先日、5/22(日)に訪れた武蔵国分寺公園にある「ばったらんど」とその周辺のフィールド散策リポートです。・°・。しばらく初夏のようなお天気が続いておりましたが、この日も強い日差しと高い気温になりました。・°・。大きなケヤキの分岐した付け根に、降り積もった落ち葉で形成された腐葉土を苗床にして、幼木が育っておりました。・°・。この公園の一角にある「ばったランド」は、草地を好むバッタなどの虫達が棲めるように、あえて野草などをなるべく自然の状態で残してある、いわば虫達のサンクチュアリです。・°・。ススキの葉の上にはマルカメムシさんが歩いておりましたが、しばらく進むと・・・くるりとこちらにキュートなお尻を向けました(^^)
草陰には茶系で地味ながら美しい模様の蛾が、強い日差しを避けるようにじっと待機しておりました。・°・。多くの虫達に大人気の食草「クズ」はまだ伸び始めで目立ちませんが、コフキゾウムシさんの姿もちらほら出始めているようでした。ススキの葉の上にいたのを観察していると、不意にこちらに顔を向けて、あまり見慣れない正面顔を撮らせてくれました・・つぶらな黒い瞳に何かメッセージを感じてしまいました。・°・。(・・;)
カメムシの姿もいくつか見掛けました。最初の写真の種名は判りませんでしたが、真ん中の写真はホシハラビロヘリカメムシさんではないかな?と思われました。草の茎にゾウムシの仲間が交尾しておりました。種名検索のために、もう少し全体像の判る写真をと近寄ると・・・危険を察したのか、途端に二匹とも地面にコロリと落ちて、ランナウェイされてしまいました。。(*_*)
園内ではヤマボウシの花が満開で、その花はたいへんな人気でした。特にコアオハナムグリさんたちにとってはたまらないレストランのようで、樹の上の方までたくさんの個体が訪れておりました。・°・。池を囲うフェンスにいたのは、アダンソンハエトリさんの雄でしょうか?人差し指を差し出しても逃げる気配もなく、興味深そうに見つめておりました(^^) 隣りにいた友人が、中型のイトトンボの仲間を見つけました。ヤゴが育ったと思われる目の前の池には、浅瀬で休んでいるナマズの姿も見掛けましたので、きっとそれを支えるだけの生態系があるのだなと感じました。・°・。*
お昼は こもれび広場の木陰にレジャーシートを拡げて、クラッカーの上にいろいろトッピングして、白ワインをいただきました。ポテトサラダや焼きベーコン、スライスしたピクルスやキュウリ、チーズなどを載せておつまみにしました。・°・。(o^-^o) 公衆トイレの手洗い場に、一匹のキアシナガバチがおりました・・・洗面台に残る水滴を舐めているようでしたが、刺されないように外の水道を利用いたしました(・・;) 野鳥の森エリアでは緑が濃くなっていて、涼しさを感じました。鳥の姿はあまり観られませんでしたが、シジュウカラの声が森中に響いておりました。・°・。*
野鳥の森を抜けて、お鷹の道・真姿の池湧水群に入りました。しばらくまとまった雨が降っておりませんが、湧水は枯れること無く豊かに流れていて、武蔵台大地の保水力を感じました。・°・。国分寺史跡公園を通り抜けて武蔵野線の線路をくぐると、小さな池のある公園に出るのですが、そこでアズマヒキガエルのオタマジャクシたちがいよいよ子蛙に成長しておりました。人の気配を警戒しておりましたが、静かに近づいて観察を続けていると・・・水面に顔を出してゆっくりと上陸しました。。接写で撮って画面を確認すると、小さくても既にガマさんの風格を感じさせるお顔をしておりました(⌒‐⌒) 大きさの比較のため手を差し出すと、日陰に隠れようと思ったのか?ぴょこぴょこと歩み寄って指の下に潜り込みました・・・(*'-'*) 隣接する雑木林はさらに緑が濃くなって、まるで深い森に居るような雰囲気でした。・°・。* アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 初夏日和 ばったランドは 虫盛り。・°・。◯ 』〉
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