昨日の雨上がりの散策記・その2です・・・雑木林に挟まれた緑の多い公園にある小さな池では、アズマヒキガエルのお子さんたちはすっかり上陸を果たされたようで、子蛙の姿はありませんでした。・°・。水面に顔を近づけて、アオコで少し透明度の下がっている水の中を覗き込むと・・・写真にはうまく写せなかったものの、たくさんのメダカの稚魚が泳いでおりました。・°・。一匹のヤマトカゲロウさんが水面に浮いていたので、レスキューしたのですが羽の乾いて間もなく、飛び立って再び水の上に。。今度は落ち葉をあてがってすくい上げました。・°・。◎
水の中に他の生き物を探してみると・・・イトトンボと思われる中型のヤゴの姿がいくつも見られましたので、小さいながらもそれだけの生き物たちを支えられる生態系が保たれているのかな?と予想されました。・°・。池の縁の枯れ枝や落ち葉の吹き寄せられた場所には、甲羅の長さが20センチ位のクサガメさんの姿を見掛けました。先日はひと回り程小さなもう一匹のクサガメも見たので、よく甲羅干しをしているミシシッピアカミミガメさんと合わせると、この池には少なくとも3匹の亀たちが棲んでいそうです。・°・。池を後にして反対側の雑木林に入りました。雨上がりで落ち葉と土の匂いが心地よく感じられました。・°・。*
明るい木陰ではヒカゲチョウ(ナミヒカゲ)さんが羽を休めておりました。・°・。エゴノキの幼木の上に、たくさんのオトシブミの揺籃(ようらん)と、その近くに直立姿勢でじっと佇んでいる黒くて小さなオトシブミさんが何匹も居りました・・・後で調べてみたらエゴツルクビオトシブミという和名だと知りました。ちなみに立っていたのは首の長い雄ばかりのようでしたが、雄は揺籃作りには参加しないとのことで、いったい何のために立ちすくんでいたのかは謎ですが・・・もしかしたらメスの作った大切な揺籃を、外敵にやられないように見張っているのでは?という説もあるようです。・°・。大きな笹の葉に横一列のきれいな丸穴が空いておりました。これはまだ葉が展開する前の丸まった状態の時に、様々な虫によって穴を穿たれることにより、葉が開いた時に等間隔に穴が並んで見えるということのようです。・°・。◎雨上がりの散策記・その3へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 垣間見る 小さな池の 生態系。・°・。◎>°)))彡 』〉
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