先日の5/8(日)に訪れた浅間山(せんげんやま)登頂記のつづき・その4です・・・浅間山公園と多磨霊園とを陸橋で結ぶキスゲ橋を渡って、霊園の入口付近の緑豊かな森を歩きました。・°・。森の中の細道を歩いていると、鬱蒼とした樹々の景観がまるで亜熱帯の森を思わせます。・°・。野鳥の鳴き声もたくさん聴こえて来ました。・°・。拾い上げた木の葉には文字書き虫の謎の伝聞が残されておりました。・°・。*
すぐ脇を二車線の車道が走っているとは思えない程、濃い緑の中を歩いているとちょっと不思議な感覚になりました。・°・。野鳥の密漁を警告する看板には、この場所に於ける鳥の種類と生息数の多さを感じられました。・°・。*
陽の当たる道端にはイモカタバミが咲いておりましたが、土壌が豊かだからでしょうか?市街地で観るものよりもかなり大きくて濃い花に思えました。・°・。水場のある少し開けたポイントで、大勢のバードウォッチャーが望遠レンズを並べておりました。水浴びに来る野鳥たちを狙っているようでしたが、その近くの樹上に居るキビタキの姿を教えてくれた方もおりました。写真には撮れませんでしたが、森の中で響いていたとても澄んだ素敵な鳴き声の正体は、キビタキさんだと知ることが出来ました。・°・。木陰の続く道沿いにはうつむきに咲いている、エゴノキの白い花が満開でした。・°・。その5へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 小低山 されど豊かな 生態系。・°・。その4 』〉
*しばらく更新が出来ず、掲載の遅れていた日付分の記事に付きましても、徐々にアップさせていただいておりますので、あわせてご覧いただければ幸いです…(*'-'*)
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先日の5/8(日)に訪れた浅間山(せんげんやま)登頂記のつづき・その3です・・・半日陰の側溝沿いには、ナワシロイチゴの濃い目のピンク色の花が咲いておりました。そのうちに宝石のような大粒の赤い実が成るのも楽しみです。・°・。草むらには黄金色に輝いている、小さい体の割に触角の極端に長いヒゲナガ科の蛾がおりました。その美しさをもっとじっくりと観察したかったのですが、不意に飛んでいってしまい、とても残念に思いました。。(-_-;) ヘビイチゴは普段平地で見慣れているものよりもだいぶ大きな実を付けておりましたが、後でヤブヘビイチゴだと知りました。とかく不味いと評判のヘビイチゴの仲間ですが、インターネットでレシピを調べたところ、ジャムにすると色味がとても綺麗で、さほど不味くはないとのことでしたので、今度ぜひ試してみたいなと思いました。・°・。*
今回の初登山のお目当てのひとつであったムサシノキスゲですが、山腹の方々でその姿を見掛けました。オオバギボウシの巨大な葉っぱや、オニユリかな?と思われる苗に混ざって群生している場所もございました。・°・。山頂付近で友人がダイミョウセセリを見つけました。・°・。黒地に白い斑点がよく目立ちました。・°・。*
標高が上がるに連れて酸素が薄くなったかな・・?と思い始めた頃に、山頂を示す標識が見えました。山頂に祀られてある、山の名前の由来となった浅間神社にお参りをして、友人と持ち寄ったお弁当を拡げました。・°・。今回から魔法瓶の中身を冷たいお茶にしましたが、汗をたくさんかいた後のキンキンに冷えた飲み物には、最高の幸せを感じました。・°・。(≧▽≦)/
お弁当をいただいていると、クロアゲハやヒカゲチョウなどが何頭も現われました。・°・。今回よく見かけたクヌギカメムシの幼虫?もおじゃまして来ました。・°・。お昼を食べた後は、最高峰のある堂山を少し下って「きすげはし」という吊橋を渡り、豊かな森の拡がる多磨霊園の側へと向かいました。・°・。その4へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 小低山 されど豊かな 生態系。・°・。その3 』〉
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昨日訪れた浅間山(せんげんやま)登頂記のつづき・その2です・・・木漏れ日とそよ風の気持よい緩やかな山道を登ると、この山を一番有名にしている希少な植物「ムサシノキスゲ」の解説板がございました。・°・。ちょうど今の時期は、そのムサシノキスゲの開花に合わせた「キスゲフェスティバル」が開催されていて、公園を維持管理されているスタッフの方々が、特設のレクチャーセンターを開いておりました。公園で観られる動植物の紹介パネルを観覧して、山の地図や資料をいただきました。・°・。ちょうどギンランとササバギンランが近くに咲いていることを、案内ガイドの方が教えて下さり、その違いも説明していただきました。上段真ん中の写真がギンランで、右端がササバギンランです。草丈も違いますが、ササバギンランは和名の通り笹の葉に似た、細長い葉をしているのも特徴だそうです。・°・。*
菌類の種類も豊富なようで、厚く積もった落ち葉の間からかわいらしキノコが一本顔を出しておりました。・°・。山道には初めて実物を目にする、クロハナムグリさんがおりましたが、残念ながら亡き骸でした。。(*_*) 浅間山には三つのピークがあって、それぞれ前山、中山、そして浅間神社のある最高峰の堂山がございます。それぞれの山頂を巡りながら自然観察を楽しみました。・°・。山道を歩いていると、奥深い山に居るような錯覚に陥る程緑の多い環境でした。・°・。*
中腹で見かけたシロアリの巣になってる朽木の上には、キシャヤスデさんの姿があったり、穴の中からは小さなゾウムシさんも這い出て来ました。・°・。*
今回成虫の姿をしばしば見かけたクヌギカメムシさんですが、おそらくそのお子さんと思われる幼虫カメムシの姿もよく観られました。・°・。山道沿いの側溝の中にも落ち葉が積もっていて、尾状突起は確認できませんでしたがスズメガの幼虫かな?と思われる黄緑色の大きなイモムシが、小さなアリに取り巻かれておりました。。側溝の壁面には触れたらヤバそうな毛虫の姿もございました。・°・。(*゜0゜) その3へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 小低山 されど豊かな 生態系。・°・。その2 』〉
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ユリ科のムサシノキスゲの自生地が唯一残っていることでも知られる、東京都府中市にある浅間山(せんげんやま)へ登山に参りました。・°・。登山と言っても標高約80mの小低山ですが、その想像以上に豊かな自然環境には大変感動いたしました。・°・。北府中駅から歩いて向かったのですが、道中の並木道ではヒルザキツキミソウの薄桃色の花が満開でした。・°・。40分ほど歩いて浅間山の麓に辿り着きました。今日は汗ばむ陽気でしたが、山の木陰に入ると途端に涼しい空気に包まれました。・°・。蔓植物のハンショウズルが花を咲かせていて、その形はまさに半鐘を思わせました。蕾の形は、口をぎゅっと結んだゆるキャラみたいに見えてしまい、なんだか気に入りました(^^)
ホップのような形をした樹の実がなっておりましが、案内札でアカシデの実だと知りました。秋に熟すと、果苞が羽の役割をした種子が遠くまで運ばれるそうです。・°・。山道のあちらこちらで、ウグイスカズラの透き通るような赤色の実が目に付きました。・°・。イネ科の草の上を歩いていたのはクヌギカメムシさんでした。スマートなボディとまだら柄の触角もおしゃれです。・°・。*
低木の葉の上で獲物を待ち伏せしていたのは、タラバガニみたいな形状をしたガザミグモさんの雄でした。・°・。林床ではキンランの花もよく見かけました。木漏れ日を受けた花は金色に輝いて見えました。・°・。大型のアブの仲間のマガリケムシヒキさんの雄も観ることが出来ましたが、メスの姿の方がよく見掛けました。・°・。その2へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 小低山 されど豊かな 生態系。・°・。その1 』〉
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先日のこどもの日に、友人と自然散策を兼ねたピクニックのつづき・その②です(その①は、この記事の下段に掲載してございます)。・°・。広大な史跡公園の奥の、緑の濃い大きな樹の下でレジャーシートを敷いて、持ち寄った温かいお茶と茶菓子でしばしくつろぎました。・°・。連休も後半となった、こどもの日の静かな休日を過ごすことが出来ました。・°・。レジャーシートの上で横になると、草丈の目線で虫の気持ちを味わえました。・°・。(*'-'*)
陽が傾いて人気もまばらな静かな楼門を過ぎて、万葉植物園に参りました。上向きに咲いていた黄色い藤の花はジャケツイバラでした。太くてゴツゴツとしたトゲの間では、大きなミスジマイマイさんが次の雨を待ってお休み中でした。・°・。◎
少し薄暗い林床では、バイカイカリソウの清楚な白色の花が、ひっそりといった印象で咲いておりました。・°・。ハルジョオンの花の上に長い脚を高く掲げた独特のポーズで、アシナガコガネさんが留まっておりました。手に乗せてその美しいバァディを堪能させていただきました。・°・。*
史跡の中を流れている湧水路の近くで、葉は針葉樹のようなのに、花は小さいながらもバラ科の花の形をした不思議な樹を見掛けました。小花のつくりはユキヤナギの花にも少し似ておりました。・°・。突然路上に降りて来た2羽のスズメが、ひと目もはばからず互いに咬み合って、くるくると路面で絡み合う激しい闘争を繰り広げました・・・一見平和そうに思えるスズメの世界も、なかなか厳しいことを感じる出来事でした。・°・。そこかしこの邸宅の庭先で、バラの花をよく見かけるこの頃ですが、今宵はわたくし好みのシャーベットカラーの素敵な花と出会えました。・°・。花を近づけると甘い香りに癒やされました。・°・。アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 木漏れ日の 木陰で過ごす こどもの日。・°・。その2 』〉
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