昨日訪れた「江戸東京たてもの園」訪問記のつづきです・・・緑に覆われた園内では虫達の姿もたくさん見掛けました。・°・。上段写真左からキマダラカメムシさん、歩道の上ではヒラタアオコガネさん(いずれも亡き骸・・・)が陽射しを受けて青緑色に輝いておりました。歩道を歩いていたクチブトゾウムシの仲間と思われる方は、差し出した手の上を探検した後、
友人の指先から飛び立とうと何度か試みましたが、羽ばたく度になかなか離陸できませんでした・・・心配するうちにようやく浮上した時にはほっと安堵いたしました。・°・。(*´-`)
民家の軒先では、足元から不意に黒いオサムシの仲間が高速で這い出て参りました。・°・。後を追いながら撮ってもらった写真を後で調べて、お名前をクロカタビロオサムシさんだと知りました。後翅が退化して飛べない種類の多い他のオサムシたちとは異なり、本種はしっかりとした後翅を持ち飛翔することが出来るそうです。鞘羽の後端がすぼまっている点がチャームポイントだなと感じました。陽射しを受けるとキラキラとメタリックに輝いてとても綺麗でした。・°・。☆ 穴だらけになったサツキの花には、ヒラタアオコガネと薄いエメラルドグリーンをした、身体の割にはとても脚の長いコガネムシがおりました。後端がスパっとカットされたように平たくなっているのも面白い形です。後程、その名もアシナガコガネというお名前だと知って納得いたしました(^^)
下町の東ゾーンの外れに旧式の都電が停車しておりましたので、歩き疲れたこともあり帰りはこれで帰ろうかと乗り込みましたが・・・なかなか発車しないので、あきらめて徒歩で駅まで向かうことにいたしました。・°・。歩道の上にはクロオオアリの姿も見掛けましたが。。それにしてもこの個体は随分と大きいなと感じるサイズでした。・°・。帰宅後に歩数計を確認すると2万6千歩を超えておりました・・(*゜0゜) 歩き回って疲れた身体に効きそうだと思い、今年初めてゲットした値引きゴーヤーを調理することにいたしました。・°・。
汗ばむような好天に恵まれた本日、小金井市にある「江戸東京たてもの園」へ参りました。初めて訪ねる場所でしたが、広大な緑に囲まれた小金井公園の中にあって、とても落ち着いた雰囲気の素敵な環境だなと感じました。・°・。武蔵小金井駅から結構な距離がございましたが、バスは使わず徒歩による散策を楽しみながら向かいました。途中の玉川上水沿いの道も気持ちがよく、ゼフィランサスによく似たオオアマナの花もきれいに咲いておりました。最初はゼフィランサスかな?と思ったのですが、花茎が枝分かれしていて花芯の造りも異なっていたので、後で調べて別種だと知りました。・°・。公園の入口付近に見慣れない樹の花が咲いておりましたが、そばでバードウォッチングをしていた年配のご夫婦が「なんじゃもんじゃの樹ですよ」と教えて下さいました。モクセイの仲間で、正式和名はヒトツバタゴと言うそうです。・°・。白くてもじゃもじゃした咲き方の面白い姿形の花でした。・°・。*
江戸東京たてもの園は歴史的建造物を日本各地から移築した庭園で、建物内部も当時の面影を偲ばせる再現と保存がなされておりました。江戸時代中期の古い農家の囲炉裏では、建物の防虫対策も兼ねて定期的に火を起こしていて、今日はちょうどそのタイミングでした。部屋の中は茨城にある母方の田舎を想い出す、とても懐かしい匂いに満ちておりました。・°・。※このタイミングで、カメラアクシデントが発生してしまいました・・・充電済みだと思い込んでいた予備の専用バッテリーが、どうやら充電し忘れていたようで・・・囲炉裏の写真から先は友人Yのスマホからの画像をご提供いただきました(*_*)
その隣には江戸時代後期の農家もあって、その時代ごとの生活様式や構造の違いも感じることが出来ました。民家のたたずむ周辺の草むらで、数匹のニホントカゲが日向を満喫するように這い出てきました。ここなら餌の小動物も豊富で隠れる場所にも事欠かなさそうです。・°・。お昼はテーブル付きのベンチで友人と持ち寄った素材で、サンドイッチ・ランチをこさえました。新緑からの木漏れ日が差す静かな園内で、野鳥の鳴き声を聴きながら大変おいしくいただきました。・°・。(o^-^o)
未明までアトリエ作業を続けていて、夜明け前の東の空に美しい下弦の月を眺めてから休みました。・°・。上野ZOOへ連休向けの最後の納品を終えて、ほっとした気持ちで不忍池の畔を散策しました。・°・。水温む池の中にはハスの新芽が水面に達して、若葉を展開しつつありました。・°・。杭の上で羽を乾かしいているカワウの姿も見られました。カワウさんのエメラルドグリーンの眼の色がとても好きです。・°・。池際に生えている柳の大木が大きく裂けていて、その断面に虫喰いの痕が痛々しく見えておりました・・・(・・;)
池の沖合にある島の葦原の周りの杭の上に、ゴイサギとたくさんの亀が並んでおりました。ゴイサギはまだ幼鳥の頃の「ホシゴイ」の模様が残っていて、ゆっくりとマイペースで羽繕いをしておりました。・°・。亀の種類はよく判りませんでしたが、おそらくミシシッピアカミミガメが多いように見受けられました。・°・。*
買い物や方々での用事を済ませて地元の駅に戻ると、日没後の美しいトワイライトブルーの空が拡がっておりました。高空にたなびく飛行機雲にはまだ太陽の光が届いていて、明るい光の線が伸びていくさまが神秘的な美しさを魅せておりました。・°・。今宵は西荻窪のこけし屋のケーキをいただきながら、友人とささやかなお疲れ様会を開きました。・°・。(o^-^o) アトリエ☆イボヤギ 木村大介
昨日納品で訪れた多摩動物公園訪問記のつづき・その3です(その1と2は、この記事の下段に掲載してございます)・・・昆虫園を後にしてサル山の手前の高台にある、キジ・ハト類をおもに飼育しているエリアに参りました。明かりの灯った巣箱の中から小さなヒナが歩いて来ました。すると親鳥がゆっくりと後を追って、やさしく促すように引き止めました。確かパラワンコクジャクの親子だったと思うのですが、解説パネルを撮り忘れてしまった上、うろ覚えですみません・・・(-_-;) 巣箱の奥にはまだ卵が残っていたので、これからヒナの数が増えていくのかもしれません(⌒‐⌒) 別の飼育舎では柵のすぐ手前のとまり木に、1羽のオナガが鎮座して外の様子をじっと観察しておりました。人馴れしているのかな?と眺めていると・・・小さな蜂が目の前をよぎりました。。その虫の動きを眼で追っていたオナガさんは、柵の手前まで飛んで来た瞬間「パクッ」と!蜂をクチバシで見事に摘まんで、パチパチと虫のお腹の爆ぜる、小気味良い音を立てながら平らげてしまいました・・・(*゜0゜) そのあまりに鮮やかなハンティングにただただ呆気にとられて、写真は撮り損ねましたが、なんという手練といたく感心してしまいました(≧▽≦)/
飼育舎の支柱には、最近良く見かけるハグロケバエのオスの姿を見つけましたが、オナガさんの餌食にならないようにお気をつけてと案じました。・°・。セキショクヤケイと同居しているカンムリシロムクさんは、良い声を響かせてしきりに鳴いておりましたが、時折、地面近くに降りて来て、セキショクヤケイの旦那の横でお互い干渉することもなく、平和に並んでいる姿も見られました。・°・。雨は断続的に降ったりやんだりを繰り返しましたが、工事中のエリアを囲むパネル上を這っていた、チャコウラナメクジさんは生き活きとうれしそうに見えました。・°・。*
園内で放し飼いになっているインドクジャクのオスは、ネコのような鳴き声を甲高く静かな園内に響かせておりました。・°・。水鳥たちの居るウォークイン・バードケージでは、雄のオシドリが1羽、出入り口付近の杭の上に留まっていて、直ぐそばまで寄っても逃げませんでした。おかげでその美しい羽色を間近で堪能させていただけました。・°・。雨の中で少し冷えた身体は、帰宅後のカブ入り肉うどんで温まりました。・°・。アトリエ☆イボヤギ 木村大介
昨日納品で訪れた多摩動物公園訪問記のつづき・その2です・・・生態園の大温室には蝶たちの吸蜜源として、ランタナが多く植えられておりますが、そのうちのシャーベットカラーの花色がとても好きです。中には毬(まり)のように球形に咲いているものもございました。・°・。その蕾の形が、まるで小さなちょうちょが群れ飛んでいる姿にも見えてまたすてきです。・°・。εїз
光の角度に寄って、夜空を彩る流星のような輝きを観せてくれる、ツマムラサキマダラも好きな蝶のひとつです。・°・。温室の中には本当は居てはいけないカマキリの姿も、時折見かけます。。。(*_*) 飼育員さんが近くに居れば知らせてあげたいところですが・・・大切な蝶たちが捕まらないように祈るばかりです。・°・。* 温室内を流れている小川の中に、友人が見慣れないタニシの仲間を見つけました。・°・。最初は水に沈んだカタツムリかな?と思いましたが、閉じた殻の入り口には、タニシによく似た蓋が付いておりました。・°・。ii@
みずみずしいイヌビワの葉の上にはイシガケチョウの幼虫を見つけました。その近くの葉には透明感のある黄緑色の虫がいくつも付いておりました。わたくしの好きなテングスケバによく似ていて、後で調べてみたところミドリグンバイウンカというお名前だと知りました。水色とオレンジの縦縞と、薄青色の翅脈がとても美しいヨコバイの仲間(バナナ虫も含まれるグループ)でした。・°・。*
観覧通路の脇に生えているハカラメ(セイロンベンケイ)から高い茎が伸びて、その先に筒状の花が咲いておりました。・°・。その3へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介