先日5/14(土)に訪れた都立野川公園訪問記のつづき・その7です・・・自然観察園内の湿地帯には木道が通っていて、その脇に生えているイボタノキの白い花が、吊り下がるように咲いておりました。モクセイ科の樹木とのことでキンモクセイほどではございませんが、芳香が漂っておりました。・°・。マユミの花を今回はじめて目にしましたが、最初は何の花だか見当がつかず、友人にマユミではないか?と言われても、まさか・・と問い返してしまうほど地味で小さな白い花でした。。しかしそこには多くの虫達が集まっていて、久しぶりに観るアカシジミさんとも再会出来てとても感激いたしましたヽ(´▽`)/ ヒメウラナミジャノメさんの姿も林内でよく見かけましたが、他の蝶に対して結構縄張りを主張しており、見た目とは裏腹な気の強い印象を持ちました・・繊細な波模様の裏面も撮りたかったのですが、なかなか羽を閉じてくれませんでした。・°・。(*´-`)
コミスジさんも強い陽射しを受けて、翅の表面が虹色光沢に輝いていてステキでした。・°・。ダイミョウセセリさんも羽を拡げて休んでおりました。・°・。ずんぐりとした大きなハエは、ケブカクロバエさんのメスでしょうか・・? 種名を同定しようと撮った画像を拡大して見ると、結構羽がボロボロだったことに気が付きました・・子孫を残すために健気に頑張っている姿に心動かされました・・・*
初夏のような強い日差しを避けて。大きなマイマイが葉陰で休眠されておりました。・°・。林の中で木漏れ日のスポットライトを受けて、ハグロハバチの幼虫が身体の色を透過して光っているようでとても綺麗でした。まるでリアル・虫々トレインの夜行便のようにも見えました。・°・。まだ何の幼虫なのかは判りませんが、ナマコのような色とイボイボの突起をしているイモムシを何匹も見掛けました。・°・。*
市街地ではそろそろ花も終わりかけの紫蘭ですが、園内ではまだ結構咲いておりました。・°・。少し木陰にはクヌギカメムシさんの成虫や、今回初めてのヤミイロカニグモさんの雄にも出会えました。腕をいっぱいに広げる姿は、やはりタラバガニを連想してしまいます・・(笑)
今回はトホシテントウさんにもよく出会いました。・°・。ズングリした体高のある身体で、草の上をノシノシと歩く姿になんだか癒やされました。・°・。(*^_^*)・・・5/14(土)の都立野川公園訪問記〈完〉 。・°・。今宵〈5/20(金)〉は海のような青い空に、次々と打ち寄せる波頭のような雲が印象的でした。・°・。アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 せせらぎと 緑あふれる 初・野川。・°・。その7』〉
アトリエ☆イボヤギ公式Twitter:https://twitter.com/atelieriboyagi1
_____________________________________
先日訪れた都立野川公園訪問記のつづき・その6です・・・園内にはところどころ明るい草むらがあって、シロツメクサの合間に生えているギシギシにも様々な虫達が集っておりました。陽射しを透かしてカメムシのシルエットが見えましたので、近付いてみますと・・ホオズキカメムシに似ている方がおりました。後で調べるとツマキヘリカメムシさんというお名前だと判りました。和名の示すように触角の先が黄色くて、素敵なアクセントになっておりました。・°・。川べりのシロツメクサの葉には、全身が青み掛かった黄緑色をした、キリギリスの仲間のお子さまがおりました。・°・。*
植生保護のためフェンスで囲まれた自然観察園沿いにある野道は、車は通らないのにいつの間にか二車線(二人線?)の歩道になっているようでした・・・(^^) フェンスの脇にはオドリコソウの白い花が、日陰でちょっとオドロオドロしい雰囲気で口を開いておりました。・°・。今回はヘビイチゴよりもヤブヘビイチゴの実を多く見かけた気がいたしました。・°・。●
自然観察園に入るとハンショウヅルの花も咲いておりましが、花を終えて綿毛の種がこぼれているものもございました。・°・。なんだか海の生き物のようにも見える、蝋梅(ロウバイ)の実もたくさん成っておりました。実や種にはかなり強い毒があるそうですが、なんとなく漬物にして食べられそうにも思えてしまいます・・・(^_^;)
ナミテントウの姿もよく見かけましたが、珍しくておしゃれな赤黒チェック模様の子もおりました。何度も飛び立とうと鞘羽を拡げかけるのですが、なかなか上手く飛び上がれない不器用なさまに。。シンパシーを感じてしまいました。・°・。その7へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 せせらぎと 緑あふれる 初・野川。・°・。その6 』〉
アトリエ☆イボヤギ公式Twitter:https://twitter.com/atelieriboyagi1
_____________________________________
先日訪れた都立野川公園訪問記のつづき・その5です・・・園内の梅林では青い梅の実がたわわに実っておりました。そばに居た親子連れの父親が、まだ幼い息子に食べたら死ぬで・・とサバイバル術を授けておられました。・°・。陸橋を渡って再び野川の流れる公園の北側に戻りました。大きな樹の木陰では、野猫にしてはたいへん毛並みのきれいなネコが、うまく木漏れ日と同化して寛いでおられました。・°・。*
豊富な湧き水の流れている苔むした岩の上に、きれいな黄緑色のイモムシがおりました。よく見ると非常に細くて黒い毛が全身にまばらに生えておりました。今のところ種類が判らないのが残念ですが、とても繊細な美しさを感じました。・°・。*
木漏れ日の差すアオキの葉の上には、スポットライトを浴びたキンバエさんが青緑色の輝きを放っておられました。・°・。ウグイスカズラの赤い実を拾ったので、近くに居た今時にしては珍しく大きなサイズの、ミスジマイマイさんの前に置いてみました・・・初夏のようなこんな陽気の日にしては活動的なマイマイさんでしたが、早速赤い実に興味を示してくれました。。
匂いや味を確かめるような仕草の後、上にのしかかるような行動に出ましたが・・・そのまま障害物を避けるかのように通過してゆかれました。。('-'*)
本日何度か目撃したオオヒラタシデムシさんでしたが、ようやく生きている成虫さんに逢えました。。物陰に半ば隠れながらこちらを伺っておりましたが、日の当たる明るいところは苦手らしく、やにわにダッシュを始めました。・°・。草陰に入ったところでようやくじっとして下さいましたので、落ち着いて撮らせていただきました。・°・。その6へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 せせらぎと 緑あふれる 初・野川。・°・。その5 』〉
アトリエ☆イボヤギ公式Twitter:https://twitter.com/atelieriboyagi1
_____________________________________
先日訪れた都立野川公園訪問記のつづき・その4です・・・先日「その2」で掲載いたしました、川原に生えていた青い実の成っているホオノキに葉が似ている植物ですが、トチノキだと判明いたしました。手がかりは公園の中に生えていた同じ葉をした樹の花でした。自然観察センターでいただいた、武蔵野の公園で見られる初夏~夏の樹の花のリーフレットガイドにも載っておりました(^-^ゞ ユリノキの大木にも花が咲いておりました。Tシャツに似た形の葉も面白いですが、花の形は百合というよりも、よく言われるようにチューリップに似ておりました。・°・。明るい陽射しを受けて白く輝いて見える花をたくさん咲かせていたのは、シャリンバイの樹でした。根本は一本ではなく、いくつもの樹が生えている大きな群落になっていて、小山のように白い花を満開にしておりました。・°・。梅に似た花には蜜や花粉も豊富なようで、たくさんの虫達が訪れていて、大変賑わっておりました。・°・。ミツバチやハナアブの他、ナミテントウもおりましたがアブラムシを探していたのでしょうか・・?
甲虫の仲間ではヒラタアオコガネさんやコアオハナムグリ、アシナガコガネさんらも多く見かけました。コアオハナムグリさんは顔中花粉まみれで、もう夢中といった様子でした(^^)
広い草地ではクロオオアリと思われる大きなアリ達が、巣穴から次々と這い出て来ており、まさにこれから結婚飛行へと飛び立つところに遭遇いたしました(°▽°)! 羽の生えたとりわけ大きな個体はおそらく新女王だと思われますが、数匹は確認できました。身体に比べて頭部の小さめの個体は雄アリのようです。どのアリもこれから始まる一大イベントに備えて大忙しのご様子でした。・°・。ヽ(´▽`)/
こんな滅多にないラッキーな場面に列席?できた幸せを感じながら、夢中で写真を撮り続けていると・・自分の膝下にも女王様がいらっしゃっておりました(^_^;) ニワゼキショウの紅白の花がたくさん観られましたが、丈の高くて少し青白い花もありました。後で調べてオオニワゼキショウという別の種類だと知りました。和名に「オオ」と付いておりますが、丈が高い代わりに花はニワゼキショウよりも小振りとのことで、確かにそんな感じでした。・°・。アリたちのブライダル場を後にして歩いていると、またズボンに何かが留まっておりました・・観るとそれは小さなコガネムシさんでしたが、身体に比して触角がとても目立っておりました。体中少し粗い毛が密に生えていて、アシナガコガネさんのような長い後脚を伸ばしておりました。・°・。後で調べてヒゲブトハナムグリという種類だと判りました。成虫は春の短い期間だけにしか観られない種類で、東京都では絶滅危惧の高い昆虫のひとつとのことでした。。そんな希少な虫に出会えたことをまた大変うれしく感じました。・°・。(*'-'*) その5へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 せせらぎと 緑あふれる 初・野川。・°・。その4 』〉
アトリエ☆イボヤギ公式Twitter:https://twitter.com/atelieriboyagi1
_____________________________________
先日訪れた都立野川公園訪問記のつづき・その3です・・・アマチャヅルの葉の上には、今年初めて目にするトホシテントウさんがおりました。ナナホシテントウと比べると背中が盛り上がっていて、細かい毛が生えているので艶消しな感じがします。大きなドット柄もかわいくて好きです♪ 土手にセイヨウタンポポよりもだいぶ色味の薄い、レモンイエローのタンポポが咲いておりました。友人が花の裏を確認すると、カントウタンポポとセイヨウタンポポの見分け方のポイントである、外総苞片が反り返っていないとのことでしたが、カントウタンポポにしてはやはり色が薄い気がいたしました。他にもたくさんの種類のタンポポがあるようですが、今回は同定を見送りました。。(^_^;) センダンの樹もたくさんの花を咲かせておりました。白い花弁に中心が紫色のきれいな花でした。・°・。*
土手の草むらには虫達の姿もたくさん観られました。・°・。アカツメクサの葉の上にはまだ幼虫でしょうか?キリギリスの仲間と思われる黒っぽい虫もおりました。・°・。とても小さなシソ科のような薄ピンクの花を咲かせていたのは、トウバナという湿地などに生える野草でした。・°・。土手の中腹に湧水が勢い良く湧き出している場所がございました。たいへん豊富な水量で、手を浸すと冷たさが心地よく感じられました。・°・。*
今日はオオヒラタシデムシさんの姿も見掛けましたが、写真は残念ながら亡き骸でございました。また、写真には撮れませんでしたが、黒くて長い三葉虫のような姿の幼虫もおりました。・°・。公園を南北に分断している東八道路に架かる陸橋を渡って、公園の南側に入りました。橋のたもとに植えられているカルミアの花が咲き始めておりました。・°・。蕾の形も幾何学的で美しく、おいしそうなお菓子のようにも見えます。この度、カルミアがツツジの仲間だと初めて知りました。・°・。大きな東屋の下のテーブル・ベンチで、友人と素材を持ち寄ったサンドイッチ・ランチをいただきました。自家製の赤パン(トマトジュースパン)にサニーレタス、ミニトマト、ミニハンバーグ、鶏ハム、ゴーダーチーズ、キャベツの千切りなどを挟んで、様々な組み合わせを楽しみました(o^-^o) 写真左側のカップに入った赤いモノは、友人お手製のスイカとココナッツミルクの寒天デザートです♪ 初夏のような日にピッタリのおいしさでした(^-'*) 飲み物は魔法瓶に入れて来た氷入りの冷たい麦茶と烏龍茶です。・°・。◎
お腹も気持ちも満たされた後は、明るい林の間を散策いたしました。樹種も豊富で様々な花や実が成っていて興味が尽きません。・°・。この間まるでホップみたいだなと感じたアカシデの実(果穂)ですが、今回も似ている実を見つけました。アカシデよりも実が大きくて種子を抱いた果苞の数も多かったので調べてみると、こちらはクマシデの樹の実だと判りました。足元にはヘビイチゴの花に混ざって、少し形の異なる黄色い花を見つけました。種名を検索してみましたが、今のところ何の花なのか不明です→後日、友人から「コナスビ」ではないかとご指摘をいただきました!分類上はサクラソウ科オカトラノオ属というのもなんだか意外でした・・
。・°・。その4へつづく・・・アトリエ☆イボヤギ 木村大介
〈本日のタイトル解説:『 せせらぎと 緑あふれる 初・野川。・°・。その3 』〉
アトリエ☆イボヤギ公式Twitter:https://twitter.com/atelieriboyagi1
_____________________________________